ガンボジア国境上の遺跡 / Prasat Ta Muan Thom : 訪問日 11Jul2006、07Aug2006、04Jan2007


この遺跡は、Surin県のA.KapchungのBan Nong Kannaにあります。

2121号線から標識に従って2407号線に折れ、南下します。途中、 Prasat Ta Muan Prasat Ta Muan Toch を通り過ぎ、更に南下します。

右の写真は、道路上のバリケードです。






車は、遺跡の手前で行き止まりです。


向こうに遺跡が見えます。
歩いている人は、国境警備兵です。

地雷のマークがあるにもかかわらず、
ジャングルに入り、野生のバナナを
採って来ました。





遺跡の北側から遺跡に向かって進むと、
北東の聖池越しに遺跡が見えます。
(11Jul2006撮影)











上記と同じ池越しに遺跡を見たところ。
池の水は、かなり少ないです。
(04Jan2007撮影)











遺跡の北側から遺跡に近づきます。
(11Jul2006撮影)

右の高い祠堂は、北西の祠堂です。










遺跡の北側から遺跡を見たところ。
(11Jul2006撮影)












遺跡の北側から遺跡を見たところ。
(07Aug2006撮影)












遺跡の北側の外壁です。
北東角から撮影したところ。












遺跡の周りには、
レリーフのある石が転がっています。












東側の外壁沿いに歩いて行くと、
門があります。












東側の外壁の門から中に入ると、
正面に主祠堂が見えます。












主祠堂の手前には、
天然の岩が、横たわっています。

岩の上に雨だれが落ちて
窪んで見える跡があります。
と言う事は、
この上に木造建築があって、
雨だれがおちる屋根の軒があったのかも
知れません。





主祠堂の前で、
入って来た東側の門を振り返ったところ。












主祠堂と、その南側の拝殿とを
連結している部屋の窓です。
壊れていますが、連子窓の跡です。

















主祠堂の中には、
天然の岩でできたリンガの跡がありました。
壊されたものだと思います。

右が東。手前が南。左が西です。
(11Jul2006撮影)








東側の入口下の石に穴が開いています。
この穴から、聖水が排水され、
主祠堂の外のSomasutra(排水溝)へ
つながっていると思います。
(07Aug2006撮影)









主祠堂の東側外です。
地面に天然の岩が横たわっていますが、
その岩を避けてSomasutraがありました。

Somasutraは、外壁まで続き、ぶつかっています。













外壁は、回廊になっていたのだと思います。
2重の壁になっています。

そして、わかりにくいですが、
地面には先程のSomasutraが続いています。
(11Jul2006撮影)












そのSomasutraです。
外壁で行き止まりになっています。



















再度、主祠堂の中に入って、
主祠堂の内部から、南の拝殿方向を見たところ。
(11Jul2006撮影)















主祠堂の中から上を見上げたところ。
屋蓋は、既に崩れています。












主祠堂から、拝殿方向に歩いて行きます。
主祠堂と拝殿の連結部の小部屋には、
首が無く定かでないが、ナンディン牛に見える像が
ありました。














その像を、反対側から見たところ。

















ナンディン牛の南の部屋には、ヨニが。
彫像を立てる台があります。

向こうに見えるのがナンディン牛です。














更に南の部屋です。
両側にあるのは、これもヨニの跡?
聖水を流す樋が無いので、
彫像を立てる台ではないかと思います。













主祠堂、そして、その南側の拝殿を抜けて、
遺跡の南端に出ます。

右写真は、遺跡の南端中央部です。
通常、クメール遺跡は東側が正面ですが、
この遺跡は、南が正面です。












遺跡の南の端です。
むこうに小屋のように見えるのは、
国境を守備する為の塹壕です。

この遺跡から南に下るとガンボジアです。
未だ国境は確定してないようです。












遺跡の基壇を下りて、
振り返って見上げたところ。












遺跡の南端から遺跡を眺めたところ。
左端が経蔵です。
中央には、
北西の祠堂と、中央の拝殿主祠堂が
重なって見えます。












南西側の経蔵です。
ラテライトでできています。

右端は、北西の祠堂です。










換気の為だと思いますが、
スリット状の窓があります。












経蔵内部から、スリット窓を見たところ。
















主祠堂を北側から見たところ。













主祠堂を西側から見たところ。













主祠堂の西側にも天然の岩があります。













良く見ると、木造建築用の柱の穴や、
ヨニの跡のような形状が見えます。












主祠堂の南側の拝殿を、
北西方向から見たところ。












南東側から主祠堂を見たところ。

右橋は、東側の経蔵です。














主祠堂入口横の側柱の下の苦行僧像です。
















主祠堂のレリーフ。
右側のレリーフは、門衛神ドヴァラパーラの像です。
顔が削り取られています。














主祠堂のレリーフです。



























これは、女神像だと思います。
スカートのような薄衣をまとっています。















主祠堂のレリーフです。





































外壁です。(西側の壁の南端)
回廊になっていたのだと思います。
柱の跡もあります。











外壁を見ていると、
ラテライトでできたエリアと、
砂岩のエリアがあります。(北側の壁)
表は、どうなっているのだろう。










と言う事で、表に回って見ると、
偽窓になってました。












外壁です。



















北東の祠堂です。(11Jul2006撮影)

偽扉が残っています。














北東の祠堂です。(07Aug2006撮影)














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